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四人は高級住宅地のマンション、岡田氏宅の前に集合した。
つくづくマンションに縁があるようだ
前回のようなボヤ騒ぎをもう出さないようにと亨心に誓う。
「とりあえず、必要なのはゴーストの情報だ。
オカッペって芸人を知ってる奴はどれくらい居る?」
知る人ぞ知るといった所か
亨の問いに明菜と楽音は反応できず代わりに夏鈴が勢いよく手を挙げた。
「…ちゃんとファンのフリできるか?」
「がんばるよ!!」
夏鈴は自信満々で応えた。
夏鈴がインターホンのスイッチを押す。
『はいはい、どちらさんですか?』
無愛想な声がインターホンから返ってきた。
しかし声はトークショーで聞いた岡田氏の声だということが解り、夏鈴は続けた。
「あの、岡田平太郎さんですよね?」
『あぁ、次のトークショーの予定はまだ後だろ?
もう少し寝かせてくれぇ…』
今日は非番だったらしい、岡田氏の投げ槍かつ欠伸交じりな返事に夏鈴はきょとんとした後、小声で亨に言う。
「…芸人さんの素ってテレビとは結構違うって聞いたけど
、本当だったんだね…」
「しらんって…続けて。」
同じく小声で亨に促されてこほんと咳払いをして、夏鈴はとびっきりの笑顔をしてインターホンに話しかける。
「あの、私たちオカッペのファンなんです!」
『え…あぁ?…ごほごほん…ちょっと待っててな…』
どたどたという音がドアの内側から聞こえ、中からTシャツにアロハシャツというラフな格好をした中年、岡田平太郎氏が顔を出した。
岡田氏はその場にいる面々を見回し、ニカッと笑って言った
「いやぁこんな可愛い子達に恥ずかしいところを見られたなぁ
いや、こん場合聞かれたか?」
男子は一人ということ、それと亨の中性的な顔立ちのせいか全員女子だと認識した岡田氏の発言に亨は眉を動かした。
「おや、君は男の子か・・・こいつは失敬!!」
そういって岡田氏は陽気に笑ってみせる。
(成程、ものを恐れないんじゃなくてただ単にこいつは人に対して失礼を考えないだけか…)
「いえ、いいです。
それより、聞きたいことがあるんですがいいですか?」
岡田氏の人物像を分析しつつ、亨が口を開いた。
「ん?なんだい?」
「この前の番組で言っていた、祟られる心当たりについて…」
・・・・・・・・・
岡田氏はしばらく間を置いた後、目を細めて言った
「……それを知って、どうするのかな?」
とっさに、明菜が言った。
「あ、あの…私の実家が神社なので、お払いをしようかってお話になったんです!!」
岡田氏はそれを聞いて明菜に明るい笑顔を向けた。
「ああそうなんだ…でも言ったでしょ?
人気者は恨まれやすいんだよ、それだけ。
それじゃ、おじさんは今眠いんだ。」
そう言って岡田氏は有無を言わさず玄関の戸を閉めた。
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